当社のOracleサービスの詳細について
貴社にとって最も有利な条項をULAに盛り込むためのサポートをさせていただきます。お気軽にお問い合わせください
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約15年前、Oracle社 は無制限ライセンス契約(ULA)を発表しました。このタイプのライセンス契約は、継続的に必要なライセンス数を維持管理するのに膨大な労力を要する大企業や、今後数年間のライセンス料やサポート料を前もって明確にしておきたい企業向けに設計されました。導入以来、多くのユーザがこのULA契約を結んでいます。ユーザがULAを締結する理由は様々です。Oracle社は、監査の結果明らかになった大規模なコンプライアンス違反に対する商業的な解決策としてULAを提案したのかも知れません。あるいは、Oracleの導入に大量の追加ライセンスが必要になることを予想し、関連するライセンス料とサポート料を前もって明確にしておきたいと考えたのかも知れません。企業がULAを締結する理由は他にも多々ありますが、必ずしもメリットばかりではありません。
ここからは、貴社がすでにULAを締結している、または締結を検討していると仮定して説明します。まず最初に注意していただきたいのは、無制限の頒布権を付与している契約書は、実はOrdering Document(注文書)であるということです。このOrdering Documentは、常にOracle Master Agreement(OMA)と呼ばれる特定のライセンス契約を参照しています。このOMAは、注文書に記載されるライセンス、サポート、ハードウェアおよび/またはクラウドに適用される一般取引条件が規定されており、ユーザは常に、これら2つの契約書をセットで考える必要があります。例えば、ULAに含まれるプログラムに適用される監査権について考えてみましょう。監査に必要な「契約で合意した権利と義務の完全かつ正確なイメージ」は、ULAのOrdering Documentとそれに付随するOMAをセットで精査して初めて明らかになります。
名前が指し示すものと違い、ULAは完全に無制限というわけではありません。ULAは、そこに含まれる条項によって制限がかかります。通常は、標準的な取引条件が出発点となりますが、例外的事項の追加や非標準的な文言を含めることも、協議・合意することで可能となる場合があります。これにより、ユーザとOracle社との間で固有の具体的な条件が定められることになります。このような条件には、ULAの期間中のメンテナンスサポートの値上率(Inflationary Adjustment Rate)を制限する条項(テクニカル サポート キャップとしても知られています)が含まれることもあります。このInflationary Adjustment Rateは、一般的には年率3~4%の範囲で設定されています。また他に、合併または買収した場合に一定の閾値(例:従業員や収益の最大10%の増加率)まではULAプログラムの利用を認める条項、分割された企業が6~12か月間の猶予期間を設けてULAプログラムを利用できるようにする条項、ULA終了時に最低ライセンス数を保証する条項など、多くの非標準の取引条件があります。
無制限ライセンス契約は、ある時点では企業にとって非常に価値のあるソリューションかも知れません。しかしULAには多くのデメリットもあります。例えばその一つとして、ULAに含まれているライセンスの一部が不要になったとしても、その分のサポートを解約することができず、結果的にテクニカルサポートの観点から「ロックイン」されてしまうことです。無制限ライセンス契約を締結する前に、それに関わるすべての契約条項を明確に把握・理解し、その上で企業において、無制限ライセンス契約のメリットがデメリットを大きく上回っているかを評価する必要があります。
Before entering into an Unlimited License Agreement, it is important to have a clear view of all the contractual clauses that are part of the agreement. Each individual organisation should evaluate if the pros of an Unlimited License Agreement outweigh the cons for its specific situation. We can support here.
貴社にとって最も有利な条項をULAに盛り込むためのサポートをさせていただきます。お気軽にお問い合わせください
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このウェビナーでは、1.Oracle社を取り巻く現状と成長戦略とは、2.何故Oracleユーザーは突然、数億円規模のULA締結の判断に追い込まれるような事態に陥るのか、3.そして何故それを回避できなかったのか、最後に、4.回避するために絶対に知っておかなければならないこと、絶対にやってはいけないこと、について分りやすくご紹介します。
このウェビナーでは、1.Oracle社を取り巻く現状と成長戦略とは、2.何故Oracleユーザーは突然、数億円規模のULA締結の判断に追い込まれるような事態に陥るのか、3.そして何故それを回避できなかったのか、最後に、4.回避するために絶対に知っておかなければならないこと、絶対にやってはいけないこと、について分りやすくご紹介します。