当社はお客様をサポートします
ULA契約終了が近付いていて、今後どうしたらよいのかお悩みの方は、ぜひ当社までご相談ください。日本において数多くの支援実績があるOracleライセンスのエキスパートがお客様を支援いたします。
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別の記事にて、Oracle ULAの意味と契約に含まれる最も一般的な条項、Oracleプログラムの証明プロセスについて説明するブログを掲載しました。ここではそれに引き続き、ULA終了時のオプション、認証プロセス、Oracle ULA 2 Cloudプログラムについてご紹介します。
無制限ライセンス契約(ULA)は、エンドユーザに対して、限られた法人を対象に、限られた期間、限られた量のOracleプログラムを無制限に導入する権利を提供するものです。この期間が終了すると、様々な問題に直面することになります。ULAの終了時にはどのような選択肢があるのでしょうか?現在デプロイしているOracleプログラムを証明・確定させて永久ライセンスに変更すべきでしょうか?ULAの条件はそのままで、新たに期間を延長すべきでしょうか?ULAに含まれているOracleプログラムの一部を証明・確定させ、永久ライセンスに変換し、残りのOracleプログラムをサブセットとしてULAを更新するべきでしょうか?それとも、他のOracleプログラムを新たなULAに追加すべきでしょうか?
すべてのシナリオを確認し、すべての選択肢を検討することは、想像以上に時間のかかることです。しかし、そこに時間を割かなければ、結局は、無駄にOracleのライセンスに投資をすることになります。Oracleの営業担当者は、ULAの更新を推奨しますが、それが必要なものでなければ、更に数年間、高額な契約に縛られることになります。そのため、しっかりとした準備が必要不可欠であり、そのための検討を早期に開始する必要があります。他のお客様との経験から、お客様の状況を把握し、上記の質問に対応するためには、少なくとも約6か月の期間が必要となります。
この記事では、ULAの終了時に利用できるさまざまなオプションの概要と、お客様にとって最適なオプションを選択するために考慮すべき点をご紹介します。
ULAを締結しているお客様は、ULAに含まれるさまざまなOracleプログラムのデプロイメントおよび使用状況を、その期間の終了時に報告することになります。このような証明プロセスがどのように機能するかについては、別の記事で詳しく説明しています。ULAの終了は、今後2〜3年の間にすべてのOracleプログラムを段階的に廃止することを決定した場合や、今後2〜3年の間に追加のライセンス要件が発生しないと予想される場合に検討した方が良いでしょう。
ただし、状況によっては追加のライセンスが突然必要になることもあるので、将来的な予測は十分に行うことです。
例えば、追加のライセンスが必要になるケースは、以下のようなことが考えられます。
これらの例は、追加需要が発生する最も一般的なものを示しています。上記のような状況でULAを終了することを検討している場合は、ULAの終了を決定する前に、今後2~3年の間に追加のライセンス、クラウド、ハードウェア、サポートのコストが必要かどうかを再度評価することをお勧めします。一方で、今後2~3年の間に将来のライセンスの需要が明確にならない場合は、一旦、ULAを終了することをお勧めします。将来の需要が明確になった段階で、再度ULAを締結することは可能です。ですがOracle社は常にULAが切れないように継続して更新することを求めてきます。ユーザは状況を判断し、その要求に惑わされないよう、将来のライセンス需要を十分に検討しなければなりません。
Oracle社の目的が、お客様にULA契約を継続して更新してもらうことであることは当然と言えます。ULA契約の更新には、通常の年間サポート料に加えて、新たなライセンスやクラウド、サポートへの投資が必要となります。ULAの更新の場合、検討すべきさまざまなオプションがあります。大枠では、完全なULAの更新、部分的なULAの更新、ULAからクラウドへの更新(完全または部分)です。
最初のULAに含まれるすべてのOracleプログラムの無制限デプロイメント権を更新することを決定した場合、完全なULAの更新となります。期間は初期 ULA のものとは異なることがありますが(例えば、初期 ULA は 3 年、ULA 更新は 1 年)、同じBOMが含まれます。このオプションは、最初の ULA が終了した後、Oracleプログラムの必要な機能は最初の ULA と同じままで、Oracleプログラムのデプロイメントがある程度増えることが予想されるユーザが選択するのが一般的です。しかし、最初に必要とされたOracleプログラムの機能が、時間の経過とともに必要でなくなることはよくあることです。これは、アーキテクチャ設計の変更や、Oracle社が「契約を有利にするため」に将来必要になるであろうという安易な予測から、将来での利用を見越して、いくつかのOracleプログラムをULAに追加したことが原因です。このような完全なULAの更新を検討しているエンドユーザの数はかなり限られており、5%にも満たないといわれています。
部分的なULAの更新の場合、最初のULAに含まれる一部のOracleプログラムについては利用増加が期待され、他のプログラムはこれ以上利用増加が見込まれないという、2つの状況が混在している場合に行われるのが一般的です。ULAに含まれるライセンスで、今後追加が期待できないものについては、ユーザは、それらをULAから切り離して永久ライセンスに変換し、また、さらなる利用増加が見込まれるOracleプログラムについては無制限デプロイメント権を更新することを選択することが多いと予想されます。例えば、大幅な成長が見込まれるため、Oracle Database Enterprise Editionとその最も一般的に使用されているデータベース オプション(Partitioning、Advanced Compressionなど)およびデータベース マネジメント パック(Diagnostics Pack、Tuning Pack)についてのみULAを更新し、限られた環境でしか使用されていないその他のデータベース オプションおよびデータベース マネジメント パックについてはULAを終了させる等です。部分的なULAの更新のメリットは(完全な更新と比較して)、ライセンス料とサポート料の純額をより低く設定できることです。
ULAの全面的または部分的な更新のほかに、Oracle社は「ULA 2 Cloud」プログラムを利用するオプションを提供しています。このプログラムは、ULAに関連するテクニカルサポート料の一部を再利用し、クラウドクレジットに変換する機会を提供するもので、Oracle社はこのオプションを提供しています。このプログラムは、エンドユーザが競合他社(Microsoft Azure、Amazon EC2やRDS、Google Cloudなど)ではなく、OracleのIaaSやPaaSのクラウドサービスを利用し始めることを、(金銭的に)魅力的にするためにOracle社が用意したものです。この「ULA 2 Cloud」プログラムがどのように機能するかについては、近日中に詳しくご紹介します。
ULAは、限られた法人を対象に、限られた期間、限られた量のOracleプログラムを無制限にデプロイする権利を提供するものです。ULAの終了が間近に迫った時、よく耳にするのが"どうすればいいの?"という質問です。この質問に答えるためには、お客様の現在のOracleプログラムの使用量を正確に把握することが重要です。ULAに含まれる様々なOracleプログラムの中で、現在どのくらいの量を使用していますか?ライセンスを持っていないソフトウェアプログラムを使用していませんか?今後2〜3年の間に、Oracleから追加のライセンス、クラウド、ハードウェア、サポートを受ける必要がありますか?また、もしそうであれば、これらのプログラムやソリューションを、単にULAを更新するのではなく、異なる価格設定やライセンスモデルで入手した場合のコストはどうなるか把握できていますか?これら、現在および将来のライセンス要件を適切に把握・評価することで、今後の最適な意思決定と価格設定を行うことができるのです。
ULA契約終了が近付いていて、今後どうしたらよいのかお悩みの方は、ぜひ当社までご相談ください。日本において数多くの支援実績があるOracleライセンスのエキスパートがお客様を支援いたします。
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