Azureクラウドを活用し費用効率と管理効率を向上

Paramount Residential Mortgage Group社 について

Paramount Residential Mortgage Group Inc. は、住宅ローン融資業界のリーディング カンパニーです。米国を拠点とする株式非公開の住宅金融会社であり、米国全域での借り主による住宅の購入と借り換えの支援を主な事業としています。2001 年以降、革新的な製品、最先端の技術、質の高い顧客サービスを提供してきた PRMG は、49 の州に 2,000 名のスタッフを擁し、175 か所近くの支店を構える企業へと成長しています。

課題

PRMG社の持続的な成功を支えるのは、信頼性が高く効果的な情報テクノロジーです。一方で同社は、49 の州で事業を展開することによって生じた脆弱性を認識していました。使用するインフラストラクチャは、主にカリフォルニア州南部にある自社のコーポレート データ センターと、それに隣接するコロケーション施設に設置されていました。

PRMG社はこれを IT インフラストラクチャの近代化を進める好機と捉え、クラウド サービスを導入して信頼性を向上し、分散した拠点へのサービスを改良する方法の評価に着手しました。 PRMG社は、クラウド プラットフォームへの移行によってハードウェアとソフトウェアに関するコストを削減できるだけでなく、CapEx (資本的支出) から OpEx (事業運営費)への財務モデルの変化など、ビジネス上のさまざまなメリットが得られることを期待していました。担当チームは、ハイブリッド クラウド構造の採用によってスタッフの作業と実装のワークロードを軽減できると予側しました。そこで課題となったのは、クラウド サービスの有用性や、必要な情報の入手方法、変更の実施方法を分析することでした。

ソリューション

PRMG社のITチームがAzureクラウドへの移行を開始したとき、すぐに支援が必要だという認識に至りました。PRMG社は既に構築されていた SoftwareOne との関係を拡充し、Azure の実装に関するアドバイスとガイダンスを提供する同社のプロフェッショナル サービスの利用を開始しました。

検証ワークショップの後、 SoftwareOneのコンサルタントは、移行を検討する適切なアプリケーション スタックのレビューを含め、機能とホスティング オプションを網羅したMicrosoft Azureを提案しました。 PRMG社は、SoftwareOneのコンサルタントの支援を受けて、次のような主要なプログラム目標を設定しました：機敏性とモダナイゼーション、コストの最適化、管理の容易さ、可用性と回復性。

SoftwareOneはエージェントレスな検出ツールと詳細なアンケートを使用してクラウド移行の準備を行いました。参照アーキテクチャが設計、実行され、移行は特に重要な依存関係に注意を払って行われ、移行後にはすべてのシステムを検証する品質テストが実施されました。 PRMG社は、SoftwareOne の Azureクラウド サービスとPyraCloud のサービスを導入し、引き続き Azure クラウドへの移行を進めています。また、SoftwareOne のコンサルタントもサービスの提供も続けています。